<文献紹介:第1弾>

「カテコラミンの中でどれが褥瘡と関連しているの?」という研究http://ajcc.aacnjournals.org/content/24/6/501.full.pdf+html

 ICUでカテコラミン(ノルアドレナリン、アドレナリン、バソプレッシン、フェニレフリン、ドパミン)を投与されている患者の対象に褥瘡発生の有無を観察研究しています。 その結果、褥瘡発生率は13%、バソプレッシンは有意に褥瘡発生と関連しており、ノルアドレナリンもその傾向があった。だが、アドレナリンやドパミン、フェニレフリンは有意差を認めなかった。 私見:ノルアドやバソプレッシンは末梢血管を収縮させるため、長時間同一体位や圧迫、ズレにより作りやすいため、これらを投与している患者は褥瘡ハイリスクの患者と理解し、こまめに除圧を行う必要がありますね。そして、もう一つ注目すべきは褥瘡発生率です。これまで「褥瘡は看護の恥」と日本では言われていましたが、ICUなどの重症患者ではこれに当てはまらず、どうしても発生してしまうケースもあるということを理解しておく必要があるかもしれませんね。 これから不定期ですが、クリティカルケア領域で皆さんのお役に立つような論文を少しずつ(簡単にですが)紹介していきたいと思います。 解釈に悩むようなことや疑問に思ったことはコメント、もしくは佐藤に気軽に聞いてもらえれば一緒に考えたいと思いますので、温かい目で見ていただければと思います。

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