<文献紹介第6弾>
「Eye careで患者さんにラップを経験的にするけど、それって実は根拠があった!?Eye care最強説」
http://www.corneas.org/…/Complete%20eye%20care%20program.pdf
今回はICUにおける様々な文献から、eye careを見つめ直したいと思います。
日頃、経験的にeye careで目が開いている患者さんにラップをすることがありますが、実はちゃんとしたエビデンスがあります。それも、メパッチや生食ガーゼ、点眼、眼軟膏、眼洗浄よりも角膜潰瘍を予防できます。
詳しいデーターは省きますが(詳細はICNRを参照下さい)、海外では10年以上前から実施されていました。
そのアルゴリズムやラップの張り方を添付させて頂きます。eye careのプロトコルは日本にはありません。
皆さんで多施設研究できたら面白いかもです。
ちなみに、メパッチとラップはどう違うの?という質問をされることがあります。
これは、眼を閉じれるかどうかで用途が変わります。
メパッチは閉眼できる人のみに使えますが、角膜浮腫が強く、閉眼できない患者、もしくは今後浮腫が強くなって閉眼できなくなる人にはラップを使用します。
なぜかというと、メパッチはあくまでテープなので、浮腫などで閉眼できない患者に使用すると、テープが角膜表面に付着してメパッチを剥がす時に剥離してしまうからです。
適応を考えて使うことが大切です。
ラップの張り方や注意事項は添付した画像、URLに記載されています。
ちなみに、インドでは水中ゴーグルをつけてeye careしているようです。
ある意味、理にかなってますよ(o^^o)
何か質問等があれば気軽にコメントください。