<文献紹介第9弾>

「心外にはCAM-ICUよりもICDSCの方が優れている!?」
http://www.heartandlung.org/article/S0147-9563(15)00320-9/abstract

今回は日本の研究を紹介します。
これは最近発表されたものですが、結構面白い内容で、臨床でCAM-ICUかICDSCどちらを使うのか考えさせられる内容です。

内容は、心外患者にCAM-ICUとICDSCを使用してどっちがいいの?ということを調べた研究です。

内容は、心臓血管外科術後にICUに入室した20歳以上の患者31名を対象に、RASS-3以上になった時点でCAM-ICUとICDSCでせん妄の有無評価開始しています。CAM-ICU.ICDSCの評価は2名の熟練者が評価し、精神専門医がDSM-Ⅳ-TRで評価してそれぞれの感度、特異度を比較。
その結果、なんと!CAM-ICUの感度38%、特異度100%、ICDSC(カットオフ値4)の感度94-97%、特異度91-97%でした((((;゚Д゚)))))))
簡単に言うと、CAM-ICUだと、せん妄だとわかる確率は38%で、ICDSCだと94-97%。そして、せん妄じゃないと分かるのが、CAM-ICUだと100%、ICDSCだと94-97%で、CAM-ICUだとせん妄であっても見過ごすことが多いということです。

私見:今回の研究は小規模単施設であり、エビデンスとしては低いが、これだけ二者に差が出るということは無視しがたい事実だと思います。それも日本の施設での研究であり、見過ごせませんね。
私も臨床で「この人せん妄やろう」と思っていても、CAM-ICUだと陰性と出る心外の患者にはよく遭遇します。
さぁ、みんなで心外患者全員ICDSCをとりましょう!というほどのエビデンスはありませんが、ICDSCをとったことがない方は一度試してもいいかもしれませんね。imageimageimage

artificial lungs ventilation in operation room

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