【コラム12:キャリアは偶然の「出会い」や「出来事」から】

今回はキャリア形成について。「キャリア」と聞くと、経歴を高くする、より高い地位・職位につくといったことを連想するかもしれませんが、専門的な知識やスキルを身につけるということもキャリア形成です。そう捉えると、専門職である看護師も、しっかり自身のキャリアをどうしていくのかを考えていかないといけませんね。

キャリア形成は、自分で意図的に経験を積み重ねて形成していくものと考えているのが一般的ではないでしょうか。そのような考え方に対して、心理学者のクルンボルツという教授は「個人のキャリアの8割は予想のしない偶発的なことによって決まる」とし、偶然を計画的に設計してキャリア形成をしていこうと述べています(計画された偶発性理論)。

って、偶然をどう計画するの?…となりますね。この考え方はいろいろ勉強したことからまとめると、予測不可能な未来より今を大切にしようということです。もう少し具体的に言うと、予測ができない「出会い」や「出来事」をただ待っているだけではなくて、自ら偶然を掴めるよう積極的に行動したり、「出会い」や「出来事」に意識的になり、偶然の「出会い」や「出来事」をステップアップのチャンスとして捉えていこう、ということだと思います。偶然の「出会い」や「出来事」を大切にして、自身のキャリア形成につなげていきたいものですね。

クルンボルツ教授は著書で5つの行動指針が掲げられているので紹介しておきます。(J・D・クランボルツ,A.S.レヴィン著,花田光世ら訳:その幸運は偶然ではないんです!,ダイヤモンド社,2005)

  1. 好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
  2. 持続性 :失敗に屈せず、努力し続けること
  3. 楽観性 : 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
  4. 柔軟性 : こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
  5. 冒険心 : 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

図1

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