【コラム41:教育担当者や教育プログラムをなくした方が人は育つ?】

先日とあるセミナーで、医師がストライキをすると死亡率が下がったとう事象がいくつかあるということを知りました。少し耳を疑いましたが、身近な現場でも「リハビリテーションが過負荷となる」、「気管吸引を行うことで低酸素血症や無気肺を形成させてしまう」など、医療者自身は良かれと思って実施したことが、患者にとっては害となってしまっていることは往々にしてあります。

以上のようなことは、教育に関しても言えないでしょうか?

現場の教育担当者や教育プログラムなどをなくしてしまった方が、医療者個人の学ぶ力は向上し、それに伴い実践能力が向上、患者アウトカムもよくなるかもしれません。

さすがに、教育担当者や教育プログラム等をなくすなんてことはできないと思います。しかし、現場で問題となっているパフォーマンスが、本当に教育で解決できるものなのか、教育以外で解決する方法はないのかはしっかりと考える必要があります。シミュレーション学習・PBLなどを実施することが目的化してしまっているのは論外ですが、パフォーマンスを改善・向上させるための方法として、研修など何かしらの新たな学習機会を加えがちです。しかし、良かれと何かをやればやるほど医療者の学習を阻害し、成長を妨げるということは否定できません。もしかすると、加えるのではなく、引く、削る、無くすといったことをする方が、パフォーマンスの改善・向上につなるかもしれません。

新たなことを加えるのではなく、減らすことも考えてみてはどうでしょうか?

 

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