<文献紹介57弾:ABCDEFバンドルをすると、どんな良いことがあるの?>

Improving Hospital Survival and Reducing Brain Dysfunction at Seven California Community Hospitals: Implementing PAD Guidelines Via the ABCDEF Bundle in 6,064 Patients*

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27861180

 

 

 

集中治療学会医学会に参加されている方も多いかと思いますが、いかがでしょうか?

前回、ABCDEFバンドルが進化したことをお伝えしましたが、これを遵守したからってどんなメリットがあるのかという疑問が出てきます。

これに対して答えているのが、今回の文献です。

 

この文献では、アメリカの7施設のICU6000人の患者を対象にABCDEFバンドルの遵守率と生存率・せん妄についての関係について調べています。

その結果、ABCDEFバンドルの遵守率が10%増加するごとに院内生存率が7%増加し、せん妄でない日数(CAM-ICU陰性)が2%増加したと報告しています。

 

ABCDEFバンドルをどのように取り入れるかは施設によって様々だと思います。

前回紹介したようなプロトコルを作成して、日勤帯に毎日評価して介入することだけでも違うかもしれません。

それがICUの組織全体で取り組んでシステム化できればいいですが、難しい施設も多いと思います。そういう場合は、まずご自身からこういったプロトコルを用いて、毎勤務毎に患者を評価して介入することを習慣化させていくことも有効かもしれません。

私もこっそりこのプロトコルを用いて毎日評価するようにしていますが、やってみると意外とバンドルで遵守している内容も多いですが、たまにバンドルで抜けていることもあり、それを修正して介入することもあり、メリットも多いと思います。一度皆さんも試してみてもいいかもしれません。

画像引用元:

図1:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27861180

図2:http://www.iculiberation.org/SiteCollectionDocuments/Bundles-ICU-Liberation-ABCDEF.pdf

 

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