【コラム45:教育の近未来 】

文献紹介が続いているので、今日は少し息抜きとして教育に関するコラムです^^

明治以降の150年余り続いてきた画一的な内容を一斉講義で教えていく教育のカタチが、学校教育や人材育成の分野では少しづつ変化しきています。しかしながら、医療や看護の中では、まだまだ一斉講義スタイルが主流ではないでしょうか。テクノロジーの教育活用が加速し、学習者に「教えた」ではなく、学習者が何をどのように「学んだ」かが重要視されるようにもなっている中、医療者の教育・人材育成はどう変化していくのでしょうか。

現在では、「MOOC(大規模オープンオンライン講座)」、「スタディサプリ」などに代表されるように、質の高い講義動画を無料または格安、かつ、オンラインで見ることのできる時代です。医療看護領域でも、無料で講義の配信をおこなっている企業もあります。これは極端な話、お金を払わなくても、ためになる講義がいつでもどこで視聴できるということです。講義動画でなくとも、インターネットを検索すれば大抵の情報が得られる時代です。オンライン動画等を活用し知識のインプットを事前に済ませ、集合研修の効率と効果の向上を図る「反転授業」といった方法は、すでに取り入れられている形態です。さらに、AI(人工知能)によって、個人の習熟度に合わせることのできる「アダプティブ・ラーニング」と呼ばれる学習の研究・開発も進められています。また、ニュースなどでも報じられている5G(第5世代移動通信システム)が利用開始となれば、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)などの教育利用も加速し、遠隔地をインターネットでつなぎ、仮想空間の中で集合研修やシミュレーション教育が実現すると思います。

これから10年~20年で、テクノロジーの進歩により、医療者の働き方も大きく変わることが予測されます。そのような中で、新しい時代に対応する人材になるには、教育・人材育成のトレンドに目をむけるとともに、自分の学び方の転換を図ることが求められているのではないでしょうか?

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