【論文】Changes in peripheral perfusion relate to visceral organ perfusion in earlyseptic shock: A pilot study

目的:敗血症性ショック患者の末梢還流の臨床的指標(末梢温の主観的評価、CRT、Mottling)と内蔵還流の関係を評価した。

方法:前向きパイロット研究で、ICUに入室して24・48・72時間での末梢温の主観的評価、CRT、Mottlingスコアを評価した。同時に、肝臓・脾臓・腎臓・腸の血流(PI)をエコーで評価した。多重性を補正するために、有意水準はP<0.0125とし、相関関係を解析した。

結果:有意な相関関係は、腎臓血流とMottling(r=0.396,P= .006)、腸管血流とCRT(r= 0.325,P= .007)で認められたが、主観的評価では有意差は認められなかった。

経時的なCRTの変化は、肝臓血流(P= .04)と腸管血流(P= .03)の変化と関連し、経時的なMottlingスコアの変化は腎臓血流(P= .03)の変化と関連していた。

考察:敗血症性ショックとなった72時間以内において、CRTとMottlingスコアは臓器血流と相関し、内臓血流を観察するサロゲートマーカーとなりうる。

私見:この研究は、パイロット研究であり、対象者も少ないため、結果を鵜呑みにはできません。私自身よく患者さんの皮膚に触れ、“冷たいから循環悪そうだ”と思うことがしばしばありますが、触れるよりCRTやMottlingスコアを評価した方が臨床的には意義があり、良さそうだと思いました。皆さんは、どのように循環を評価されていますか?

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