<KCCCつぶやきシリーズ第10回目:自己実現をすることは「成功」なのか、「孤独」なのか?マズローの考察をもとに…>

久方ぶりのつぶやきシリーズ。

第10回目の今日は、自己実現をすることは「成功」なのか、「孤独」なのか?

つぶやきと言いながらも長文になるので、お時間とご関心に合わせて読んでもらえると嬉しいです。

筆者の興味関心のままにツラツラとつぶやくので、その辺りは暖かく見守ってもらえるとありがたいです。

「マズローの欲求5段階説」といえば、多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

誤解を恐れずに簡単に述べると、

第1段階が、生理の欲求

第2段階が、安全の欲求

第3段階が、社会欲求と愛の欲求

第4段階が、承認(尊重)の欲求

第5段階が、自己実現の欲求

で、人の欲求はこれらの5段階を経て、より上位の欲求(第5段階)に至るというものです。

しかし、この欲求の5段階は、必ずしも1段ずつ進むわけではないことが経験的に分かっています。

例えば、名を遂げた成功者が、快楽(セックスやドラッグなど)にはまり込んでいくなんてことは聞いたことがあるはず…。

実は、これらの欲求が必ずしも1段ずつ進むわけではないことはマズロー自身も認めています。

ただし、最上位の欲求は自己実現の欲求であることには変わりはないようです。

では、その最上位の欲求を満たした人はどういった人なのでしょうか?

このことにもマズローは着目をして研究を進めました。そして、自己実現をした人に共通する15の特徴をまとめ上げているのですが、そのことは、欲求の5段階説の(間違った)解釈ほどに普及はしていません。

彼が見出した“自己実現した人の15の特徴(詳細は本文をお読みください)”は、全て「なるほど…」と思わせられるものばかりなのですが、5個目の特徴と10個目の特徴からは、自己実現のためには孤独を乗り越える必要があるのかもしれない…と思わされます。

⑤超越性—プライバシーの欲求をもっている

:独りでいても、傷ついたり不安になったりしない。孤独やプライバシーを好む。このような超越性は、一般的な人たちからは、冷たさ、愛情の欠落、友情のなさ、敵意などに解釈されることもある。

⑩対人関係

:心が広く、深い対人関係をもっている。少数の人たちと特別に深い結びつきを持っている。これは、自己実現的に非常に緊密であるためには、かなりの時間を必要とするからである。

多くの人が共同しながら活動することを求められる医療の世界では、

空気を読み、場をまとめ、効率的に動くことが自然に行われているような気もします。

自己実現とは、「成功」なのか、「孤独」なのか…。

更には、そこへ向けて支援をすることは、可能なのか…。

対人援助職として、対象者のニーズに合わせた関わりを改めて考えさせられます。

①現実をより有効に知覚し、それとより快適な関係を保つことができる

:願望・欲望・不安・恐怖・楽観主義・悲観主義などに基づいた予見をしない。未知なものや曖昧なものにおびえたり驚いたりせず、むしろ好む。

②自己や他者を自然に受容できる

:人間性のもろさ、罪深さ、弱さ、邪悪さをちょうど自然を自然のままに無条件に受け入れるのと同じように受け入れることができる。

③自発性で、単純で、自然である

:行動、思想、衝動などにおいて自発的である。行動の特徴は単純で、自然で、気取りや効果を狙った緊張がない。

④課題中心的である

:哲学的、倫理的な基本的問題に関心があり、広い準拠枠の中で生きている。木を見て森を見失うことがない。広く普遍的で、世紀単位(100年スパンで)の枠組みをもって仕事をする。

⑥自立性—文化と環境からの独立的で、意志的で、能動的な人間

:比較的に物理的環境や社会的環境から独立している。外部から得られる愛や安全などによる満足は必要とせず、自分自身の発展や成長のために、自分自身の可能性と潜在能力を頼みとする。

⑦認識が絶えず新鮮である

:人生の基本的なモノゴトを、何度も新鮮に純真に畏敬や喜び、驚きや恍惚感などを持ちながら認識し、味わうことができる。

⑧神秘的経験—至高的体験をしている

:神秘的な体験を持っている。恍惚感と驚きと畏敬を同時にもたらすような、とてつもなく重要で価値のある何かが起こったという確信を持つ経験をしたことがある。

⑨共同社会感情

:人類一般に対して、時には怒ったり、いらだったり、嫌気がさしても、同一視や同情・愛情をもち、あらゆる人を助けようと心から願っている。

⑪民主的性格構造

:階級や教育制度、政治的信念、人種や皮膚の色などに関係なく、彼らにふさわしい性格の人とは誰とでも親しくできる。

⑫手段と目的の区別、善悪の区別ができる

:非常に倫理的で、はっきりとした道徳基準を持っていて、正しいことを行い、間違ったことはしない。手段と目的を明確に区別でき、手段よりも目的の方に引き付けられる。

⑬哲学的で悪意のないユーモアセンスを持っている

:悪意のあるユーモア、優越感によるユーモア、権威に対応するユーモアでは笑わない。

⑭創造性

:特殊な創造性、独創性、発明の才を持っている。その創造性は、健康な子供の天真爛漫で普遍的な創造性と同類である。

⑮文化に組み込まれることへの抵抗

:自己実現的人間は、いろいろな方法で文化の中でうまくやっているが、非常に深い意味で、文化に組み込まれることに抵抗している。社会の規則ではなく、自らの規制に従っている。

画像引用元: https://lexus-ec.com/about/anniversary.php

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