【コラム49:遠隔医療が日本の医療を変える?!-遠隔集中治療について-】

米国では、2000年頃から集中治療室へICTを使った遠隔診療の導入が開始されています。

これは医療需要の高まりと今後の医療需給バランスの崩壊が危惧される中でスタートした取り組みで、2018年現在、米国では約20%の集中治療室が、遠隔集中治療システムによって管理されています。遠隔集中治療システムの導入により、医療費の削減、ICU死亡率低下、ICU滞在平均日数短縮などの効果も報告されています。

米国にて「Tele-ICU」と呼ばれるこのシステムは、4~5病院の患者さん100人程度を24時間365日、コントロールセンターにて観察し、必要に応じて現場の医療者に対して診療支援を行うというものです。100人前後の患者の重症度判定を行い、介入が必要な患者を選定しています。

そんな「Tele-ICU」の取り組みが、本邦でも集中治療専門医を中心に2017年頃から開始されています。「働き方改革」や「ICT活用の促進」といった背景もあり、今後本邦でも医療の質改善や地域格差の是正、現場医師・看護師の負担を軽減するシステムとして普及することが予想されます。明日、グランキューブ大阪で開催される「日本集中治療医学会第3回関西支部学術集会」でも、遠隔集中治療に関するパネルディスカッションがありますね。

集中治療たけではなく、医療現場における種々の問題を改善していくには、新たなソリューションの導入・活用は重要ですね。そして、そのようなソリューションを受け入れることができる柔軟性も求められる時代ですね。

遠隔集中治療に関するリンク・記事紹介

※画像は株式会社T-ICU(https://t-icu.co.jp/jpn/)より許可を得て転載しております。

https://t-icu.co.jp/jpn/ticu.php

https://medicalnote.jp/contents/180507-001-WV

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