【論文】
Predictors of reintubation in critically ill patients.
PMID:23882103

【目的】
再挿管のリスク因子を含めた予測するモデルを検討すること。

【方法】
3次医療センターのICUで抜管となった2007名を対象にしたコホート研究を行なった。データ収集項目は、抜管前の患者背景や血行動態、呼吸状態、神経学的所見であった。
データ分析は抜管成功群と再挿管群を比較し、二値ロジスティック回帰モデルを使用した。
ロバスト分散を用いた多変量ロジスティック回帰分析を用いて予測モデルを構築した。
この研究での喀痰量や吸引回数は、SBT成功後に抜管した患者を対象に、”抜管後24時間以内の吸引の回数”と”分泌物の量”などを評価し、再挿管の因子を検討した。喀痰量の評価は、多量(3点)、中等度(2点)、少量(1点)と評価し、24時間以内の累積点数を算出。

【結果】
対象者の19%は再挿管となった。抜管成功群と再挿管群では、SAPSⅡスコア、分時換気量、呼吸回数、SBTの回数、SpO2、浅速呼吸係数(RSBI)、吸引回数と分泌物の量、心拍数、拡張期血圧で有意差があった。そして、多変量解析の結果、SAPSⅡスコアと吸引回数が再挿管と関連していた。
吸引回数は抜管成功群で6.6±4.1回 であったのに対し、抜管失敗群で8.4±4.0回(P<0.01)と、抜管失敗群で有意に吸引回数は多かった。また分泌物量の累積点数は、抜管成功で9.0±7.0であったのに対し、 抜管失敗群において12.2±8.0(P<0.01)と、分泌物の量の累積点数も有意に高かった。 入室時に44点を超えるような高いSAPSⅡスコア・低いSpO2・頻回な吸引があれば、24時間以内の再挿管の予測能はROC曲線下面積0.72(95%CI: 0.68-0.75)であった。 【私見】 この研究は、再挿管を予測する因子を検討している論文です。再挿管を予測する因子に、”吸引回数と分泌物の量”があり、どのように評価されているのか興味を持ち読んでみました。 この研究で評価された、”吸引の回数や分泌物の量”は看護記録でも記録しているのではないでしょうか? 日々の記録でも十分に再挿管の予測などに用いることができるのでは感じました。

画像

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23882103

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