スマートフォンを持っていない! という人はほとんどいないと思います。
それぐらい、なくてはならない存在になったスマートフォンには、
まだまだたくさんの可能性を秘めているかもしれません!

そんなことを感じさせてくれる文献をご紹介します。

Contactless cardiac arrest detection using smart devices

リンク:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31304398

いわゆる、死戦期呼吸をスマートフォンやスマートスピーカーで収集・分析・診断ができるのか?
を評価したものになります。

【背景】

心肺蘇生教育や公共空間へのAED設置により心停止の救命率は向上している。
しかし、院外心停止は住宅内で行っていることが多く、発見ができない場合に救命ができないケースがまだまだ多く存在する。

【方法】

162件:911音声(19時間)データ、睡眠ポリグラフの音声データを利用して、心停止の死戦期呼吸を分類するシステムを作成した。

【結果】

・死戦期呼吸の分類システムは、感度97.24%、特異度99.51%。
・いびき・低呼吸・中枢性/閉塞性睡眠時無呼吸を含む睡眠音声データ(82時間分)での偽陽性率は0-0.14%
・寝室環境(164時間分)での偽陽性率は0-0.22%であった。

【評価】

死戦期呼吸は心停止の半分でみられ、スマートデバイスによりこれを発見できれば救命率の向上が期待できる。

【私見】

結果から高い確率で、いびきなどと区別して死戦期呼吸と診断することができることが明らかになっています。
今後、このような技術革新が進む中で、スマートデバイス(スマホやAIスピーカー)などで、
手軽に簡単に医療的判断や支援ができる時代が来るかもしれません。
今は「死戦期呼吸」というこれまでは可視化できていなかったものが
周波数・リズム・波長といったデータとして可視化され、機器で判断できるようになります。
今後、私達の看護の現場でも同じようなことがどんどん起きてくればいいなと感じている日々ですが、
皆さんはどんなこと・どんな現象が可視化されると、アセスメントや看護的判断が向上するでしょうか?!
是非、みなさんも臨床現場で考えてみてください!

いつか、そんな臨床的なニーズに関して皆さん伺えたら面白いですね!

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