【コラム74:問題解決に重要なのはなぜ“なぜ”!?】

突然ですが、皆さんの施設や病棟では今どんなことが問題になっていますか?

 患者へのケア方法が統一されていない?残業が多くて、離職者が多い?みんな自分のことしかせず、協力してくれない?など様々な問題を抱えているでしょう。私もそうなのですが、それらの問題を解決するために問題に直接関与している原因を考え、対策を講じていることはないでしょうか。結局何が言いたいのかというと、「直接関与する原因≠根本原因」ではないため、一時的には問題解決できるかもしれませんが、根本的な解決につながらないことも多いと思います。

 では、どうやって根本原因を分析するのか。その一つ方法として、医療安全でインシデントやアクシデントの真因を分析する際に用いられるRCA(Root Cause Analysis)分析という手法があります。RCA分析のプロセスの中に、起きた事象に対して「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」を繰り返す「なぜなぜ分析」というものがあるのは、皆さんもご存知だと思います。問題解決において、この「なぜなぜ分析」がとても重要だと思うので、「なぜなぜ分析」のポイントを勝手にぎゅっとまとめて3点紹介したいと思います。

①「なぜ?」を5回以上、もしくはこれ以上「なぜ?」を繰り返せなくなるまで繰り返す

②結論ありきで、「問題」〜「結論」の間を埋めない

③「なぜ?」に対する回答を広い視野で考え、「なぜ?」⇄「回答」の論理性が矛盾しない

この3点を押さえていれば、より効果的な問題解決方法が見出せるかもしれません。

この問題解決思考は、患者の状態変化や患者・家族とのトラブルなどに対処する時にも大いに役立ちます。しかし、腰を据えて「なぜ?」を5回繰り返しながら根本原因を特定する時間的余裕もないかもしれないですが、起きている事象に対して1回でも2回でも「なぜ?」という問いかけをすることで、患者・家族へのケアがより良いものになるかもしれません。そしてその「なぜ?」を周りの仲間と共有し、議論することで、より広い視野で分析する力が身に付くかもしれませんね。そして、その「なぜ?」をKCCCにも投げかけて頂けたら嬉しいです!!!

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