【コラム86:何事も「やってみせる」が大事!?】

「やってみせる」で有名なのは、山本五十六の格言『やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ』ですね。これは、アメリカの認知学者ジョン・S・ブラウンやアラン・コリンズが提唱した概念である「認知的徒弟制(Cognitive Apprenticeship)」でも示されています。

認知的徒弟制とは、

(1)モデリング(modeling):実際にやり方を見せ、それを見て学ぶ段階

(2)コーチング(coaching):指導者が手取り足取り一緒にやってみる段階

(3)スキャフォールディング(scaffolding):できることは自力でやらせ、できないところだけ支援する段階

(4)フェーディング(fading):だんだんと支援を少なくして自立を促す段階

です。

この理論はOJT・実地指導に活用できるものですが、看護界でよくみられる●年目になったら「看護観」「ケースレポート」「看護研究」といった課題にも適応できると思います。

看護観やケースレポート、看護研究も課題を課せるだけではなく、見本を提示し、指導者が手取り足取り支援をすることが必要となります。見本は書籍や先行文献を使用する手もありますが、やはり課題を課せた教育担当者や看護師長・副看護師長が自らが実際に「やったもの」を見せるべきではないでしょうか?
その時に作成する時間がないのであれば、若かりし頃に行ったものを見本として提示することができると思います。小恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ教育側が「やってみせる」「やったものをみせる」を実行してみてください。

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