【コラム97:行動主義心理学って?】

先日の【コラム91:教育は「いい加減」がよい!?】で、学習心理学の3大潮流に少しふれましたので、今回はぞの潮流の1つである「行動主義」を紹介します。

行動主義とは教育工学のワトソン(J.B.Watson)によって1912年に提唱された教育理論で、教育の対象である「人」にどのような刺激(学習内容)を与えればどのような反応(行動)をするかということを研究する心理学に起因した潮流となります。

行動主義心理学の研究成果を直接生かす方法として、スキナーという人が、「プログラム学習」というもの再発見しています。プログラム学習の研究から5つの原理が提唱されており、それは今でも参考になる教え方ですので、簡単な解説を交え紹介させてもらいます。

  • スモール・ステップの原理

学習者がなるべく失敗しないように、学習目標に至るステップを細かく設定して、やさしいことから教えて行きます。
小さなステップに分割して教えることにより、成功体験を積む重ねることができ、動機付けにもなります。

  • 積極反応の原理

学習者が学習内容をどの程度理解したかは、問題に答えさせて判断する必要があります。
アウトプットしてみることで初めて、学習の程度が判明すると考える必要があります。

  • 即時確認の原理

学習者に教えた学習内容は、その場で確認、正否等もその場ですぐ知らせます。
学習者は、自分の反応が正しかったかどうかを知った上で、次に必要なことを考え実行できるようにします。

  • 自己ペースの原理

学習者は能力や環境等により、学習内容の理解度が異なるため、適当な学習スピードは学習者それぞれによって異なります。
学習者個々が自分のペースで学習を進められるよう工夫することが重要です。

  • 学習者検証の原理

教育・研修等の効果は学習者がどの程度学習したかで検証します。
教える側が「教えた」としても、学習者が学習内容を理解や習得をしていなければ、それは「教えたつもり」と言われても致し方なく、教える側に問題があったことになります。必ず学習者の学習到達度を確認し、もし到達していなければ自分の教え方を修正することが必要です。

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