【コラム99:認知主義心理学って】

認知主義心理学は、情報が頭に入ってどのように処理されて、どのように記憶・引き出されているのかに着目した潮流です。この認知主義心理学の流れの中で、皆さんの教育・人材育成の活動に使える知見を2つご紹介します

●先行オーガナイザ

先行オーガナイザとは、学ばせたい知識を整理したり意味づけたりする目的で、先行して枠組み提供する教授法のことです。学習者は学ぼうとする知識の枠組みをあらかじめ把握できていれば、意味あるものとして記憶に残りやすくなります。簡単に言うと、学習者に何かを教える場合には、「今日学ぶことは、○○のようなことです」とはじめに伝えることや、「この○○は、△△でいうところの××にあたることです」と比較した説明です。この先行オーガナイザは、研修などですぐにでも取り入れられる教授法ですね。

●スキーマ

スキーマとは、ある領域について人が記憶しているひとまとまりの知識のことです。それぞれの知識の因果関係や順序性など関係性が明確になっている構造化された知識のネットワークです。さらに、一連のスキーマの流れはスクリプトと呼ばれます。スキーマ・スクリプトの例示でよく用いられるのが、レストランでの食事です。「レストランでステーキを食べた」という情報があると、レストランでウェイターに席に誘導され、席に座り、メニューからステーキを見て選択し注文する。ステーキが運ばれてきたらナイフとフォークを使って食べる、といった流れを想像できますよね。これは 皆さんが 、レストランでステーキを食べることに関するスキーマ・スクリプトを持っているからです。
人は、スキーマが形成されているとイメージもできますし、実際に動くことができます。何かを学んでもらいたいときには、該当行為のスキーマ・スクリプトを明らかにして、学んでもらうことが重要だということです。

ちょっと難しい話になってしまったかもしれませんが、次回は残りの構成主義についてですね。

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