前回は、標準偏差について説明しました。
標準偏差はよく論文などでも見かける一方、標準誤差については聞いたことはあるものの、いまいち何の誤差なのか不明な方もいるのではないでしょうか?

標準偏差は、あるデータを記述する際に、ばらつきを示すために用いられます。
その一方、
標準誤差は、統計的な比較の精度を表すために用いられています。

と言っても、ちょっと難しいですね。
例えば、A施設で血糖値が改善するとされる薬を使用した群50名、プラセボ群50名で研究を行ったとしましょう。
その際、薬投与後、各群の血糖値の平均値と標準偏差が求まると思います。
しかしこの研究結果は、あくまでもA施設だけの結果です。
他の施設やそもそも日本人で効果があるのか?ということを調査するには、全病院で行う必要があります。
仮に全病院で研究が行えた場合、その結果である平均値は”真の値”と言えます。

この”真の値”からのバラツキの指標が「標準誤差」です。

バラツキの指標で何がわかるのかというと、

A病院だけでなく、B病院、C病院・・・・と各施設で研究を行った場合、各施設の平均値は標準誤差のどこかの範囲で収まるということがわかります

このような使い方をするので、標準偏差に比べ、標準誤差はあまり登場することが少ないんですね。

ちなみにですが、
標準誤差 = 標準偏差÷√症例数
で求めることができます。

以上、標準誤差についての説明でした。

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