【コラム102:「学習する組織」への道のり part.1】

近年、「学習する組織」という言葉を見聞きする機会が多い気がします。「学習する組織」は21世紀に求められる組織像であるとも言われていますが、なぜ「学習する組織」が必要なのでしょうか。

「学習する組織」とは、目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織、激しく変化する環境に適応し、学習し、自らをデザインして進化し続ける組織のことを言います。今の時代に必要とされている理由がわかる気もします。また「学習する組織」は唯一完全の姿はないとも言われており、組織のがおかれている環境によって、「学習する組織」づくりのための戦略も異なってきます。

さて皆さんの職場は「学習する組織」であると胸を張って言えるでしょうか。

医療・看護業界は、他のビジネス業界に比べ、変化する環境への対応が遅いということは、医療・看護業界で働いている人なら誰もが、感じたことがあるかもしれません。では、私たちが属している組織は、「学習する組織」にはなれないのでしょうか。

今回は「学習する組織」を作るための第一歩として、組織が学習障害を抱えていないかを少し考えてみたいと思います。

  • 「私の仕事は○○だから」

組織内の人が自分の職務だけに焦点を当てていると、全ての職務が相互に作用したときに生み出される結果に対して、責任感をほとんど持たなくなる。そのため、結果が期待外れだった場合に、その理由を理解するのが困難となり、そこから生まれる副産物が②「悪いのはあちら」症候群のようです。

  • 「悪いのはあちら」症候群

自分の職務にだけ焦点を当てていると、自分自身の行為が、その職務を超えてどのように影響するかが見えなくなり、自分に害を及ぼすような結果がもたらされると、外的要因による新たな問題だと誤解する。

  • 「ゆでガエルの寓話」

煮立った湯の中にカエルを入れたら、カエルは瞬時に外に飛び出そうとするが、室温からゆっくり温度を上げてもカエルは飛び出さず、気づけばゆだってしまう。これは脅威を感知する仕組みが、環境の突然の変化には適するが、緩徐な変化には対応しないということである。

上記の3つは、組織は様々な学習障害を抱えていると言われる中で、個人的に「あるある〜」と感じた内容をまとめました。

(看護単位、看護部、病院など組織の規模は関係なく)皆さんの組織は学習障害を抱えていませんか。「学習する組織」を作るためには、学習を阻害する要因を排除することも重要かもしれません。

「学習する組織」への道のりはまだまだ続きます・・・

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