【コラム104 :構成主義って?】

コラム97コラム99で学習心理学の3大潮流の行動主義、認知主義を紹介しました。今回は、一番新しい潮流である構成主義になります。

構成主義とは、「人間の知識はすべて、自分の中に意味を構成するものである」という考える立場のことです。また、他者との交流によって知識が社会的に構成されていくとする立場は、社会的構成主義と呼ばれます。この構成主義の流れの中で、現場の教育指導に活用できる概念を2つ紹介します。

1.認知的徒弟制

「認知的徒弟制」とは、ブラウンやコリンズが提唱した概念で、古くから行われてきた徒弟制の職業訓練に着目し、その学習プロセスを認知的な観点から理論化したものです。
認知的徒弟制では、

(1)モデリング(仕事のやり方を見せ、学習者はそれを見て真似る)
(2)コーチング(学習者の行動を指導者が観察し助言を行う)
(3)スキャフォールディング(学習者にできることは自力でやらせ、できないところだけ指導者が支援する(4)フェーディング(だんだんと支援を少なくして、学習者の自立を促す)

の4つのステップを踏むことで、効果的かつ効率的に知識・スキルの修得ができると考えます。

2.発達の最近接領域

「発達の最近接領域」とは、知的発達水準の変遷をとらえる概念です。既に学習経験から自分ひとりでできる領域と、他者からの協同や支援によりさらなる発達が可能な領域のズレを指します。ざっくりというと、発達の伸びしろのことです。学習者が「ひとりででできるこ」と「他者の支援が必要なこと」を見極め、その学習者の伸びしろに適した課題を出すことによって、成長を促すことができます。

行動主義・認知主義・構成主義を簡単にですが、紹介してきました。それぞれが前提としている考え方が違いますが、その中で生み出された知見は、どれもうまく使うことで効果的・効率的な教育・人材育成に繋がると思います。もし、ご興味もたれた方は、無料で学べるWebサイトもいっぱいありますので、一度検索してみてください。

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