コラム109:11月30日はなんの日?

さっそくですが、皆様、本日、11月30日はなんの日でしょうか?

実は、僕の父の63歳の誕生日です(本当に)ので、祝ってあげて下さい。っというのは、冗談で、「いい看取り・看取られ」を考える「人生会議」の日だそうです。

ちまたでは、芸能人の小◯さんのポスターが賛否あって、取り下げられましたね。ここでは、デザインの正否に関する言及はさけますが、人生会議とは、「もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて、 前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取組」のことで、ACP(advance Care Planning)の普及のために考えられたネーミングです。


 不慮の事故やICUに緊急入室するような生命危機状態になると、約70%の方が医療やケアについて、自分で決めたり望みを人に伝えたりすることができなくなります。なので、元気なうちから、自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合うことが大切です。

しかし、平成29年の厚労省の調査では、家族と話し合いをしていない割合は、一般国民では約6割です。人の生死に関わる医療福祉従事者ですら約5割だそうです。とはいえ、元気なうちから、どんな死に方をしたいのか、確認することは気が惹きますよね。ただ、どんな人にも必ず死は訪れます。医療が発展し続ける中、自分の意思に反して生きながらえてしまうこともあります。

 とはいえ、何を具体的に話し合えばいいのか?ググっていると、いろいろあります。厚労省HPで、人生会議のフォーマットを提供してくれています。興味のある方はぜひどうぞ!


http://www.med.kobe-u.ac.jp/jinsei/acp/index.html

個人的に好きな方法は、もしバナカードです。ご存知な方も多いと思うのですが、日本人にとって「縁起でもない」人生の最期について、カードを用いたゲーム要素を取り入れられています。もしも半年後に死ぬとしたら、あなたが大切にしたいことは何か?が、36種類書かれています。気軽にかつ本質的に話し合える素敵なゲームです。私の3歳の娘は、字が読めないけれど、このカードを使って、一生終わらない神経衰弱をしていました(笑)とにかく、触れてみるってことが大切ですね。ご興味のある方は、以下のURLをご覧ください。

https://www.i-acp.org/game.html

人生の最後に、絶対こうした方がいいということは存在しません。一度決めたとしても、明日になれば気持ちが変わることは当然あります。だからこそ、死について目を背けるのではなく、その人の死に様は生き様ですので、楽しみながらも真剣に話し合う文化が広がればと思います。

とはいえ、父の誕生日に人生最後の話をするのは少し酷なので、どんな風に生きてきたのか、どんなふうに私を育ててくれたのか、これからしたいことは何かについて、お酒でも飲みながら、話してみようかなと思います。

11月30日は、人生会議の日。

皆様は、ご家族や大切な方とどのように過ごされますか?

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