【コラム114 今こそ「やらなきゃ!」の引き算が求められている…?】

とある意識高い系の動画コンテンツを視聴していたときに知った脳のはたらきと集中力のお話ですが、

「やりたい!」のときに出ているのが、ドーパミン

「やらなきゃ!」のときに出ているのが、(ノル)アドレナリン

「めっちゃ楽しい!」のときに出ているのが、ベータ・エンドルフィン

という物質なんだそうです。

ヒトの集中は15分しか持たない…なんて言説も、実はウソ(?)のようで、ドーパミンとアドレナリンがバランスよく出ていると、集中は持続するらしいです。特に、ドーパミンがドバドバと出ているときが良いようで、そうなると「めっちゃ楽しい!」が喚起されてベータ・エンドルフィンが出てくるそうです。このベータ・エンドルフィンは「脳内アヘン」なんて呼ばれたりもするくらい、脳にとっての快楽物質なんですって。

つまり、「やりたい!」「やらなきゃ!」「めっちゃ楽しい!」がバランスよく繰り返されていると、集中力がずーっと続くようです。

賢い人のお話に感化されやすい小生は、「なるほどな…」という深く唸ってしまうのです。

…と、ここで少し医療従事者、特に看護師の文脈で「集中を阻害すること」を考えてみようと思います。

先に述べた通り、

集中力を持続するためには、「やりたい!」「やらなきゃ!」「めっちゃ楽しい!」がバランスよく繰り返されることが重要だということを前提に考えてみます。

看護師がおかれている状況(職場環境?)って、確かに「やりたい!」とか「めっちゃ楽しい!」とか、あるにはあるけれど、なかなか気づきにくいのかもしれない…とも思ったりするわけです。

それもこれも、「やらなきゃ!」が圧倒的に多くて、それ以外に気づきにくいんじゃないかな…と。

例えば、ナースコールの対応や、薬剤ダブルチェック、決められた回数の検温、時には患者さんからのクレームに対応が必要になることもあるかもしれません。PNSを導入している施設では、日勤帯に2人で14人を担当することもザラだし、夜勤帯なんて20人以上を担当するなんてことも普通にあります。

ここ最近では、

やれ「ワーク・ライフ・バランス」だの、やれ「働き方改革」だのって、勤務終了時間を急かされるし、チームで業務をするために委員会活動だって複数こなしている人が多いはず…。

そこへきて、新人教育だ、実習指導だって、チームで支えあうのにも限界を感じることもあるのではないでしょうか…。

看護師のマンパワーが足りないメカニズムに関しては、「不必要に病院が多い?問題」が影響しているとはいえ(https://www.mnhrl.com/sintaikouusoku-nhkkurogen-2019-10-18/)、そこには確かに助けを求める患者さんがいるわけで。

そんなときでも看護師は、患者を救うためにどうしたらよいか必死に考えてるし、後輩育成にも精いっぱい努力しているんです。

う~ん…。超絶まじめな職種!?

でも、こういう “まじめさ” が仇になって、「やらなきゃ!」と「やりたい!」や「めっちゃ楽しい!」とのバランスが取れなくなちゃったら、そりゃ集中も続かないだろうし疲れちゃいますよね…。

こうやって考えていくと、

なんとなく、看護の職場って「やらなきゃ!」の足し算だがされ続けているように感じたりもするわけです。

看護の職場がイキイキした場になるためには、「やらなきゃ!」を引き算することが必要なんじゃかな…。

まず、「それ、本当に必要ですか?」から始めてみるのも良いのかもしれませんね。