【コラム122:看護師の強みを活かすと組織は変わる!?】

寒さも一段と厳しくなってきた今日この頃、病院では緊急入院や重症患者の増加など忙しさもピークを迎える時期ですね。ただでさえ忙しい上に、この時期はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行し、とても厄介ですよね。

部屋の隔離に、濃厚接触者の確認、退室後の部屋の掃除、挙句の果てにスタッフもインフルエンザ・・・勤務変更できる人もいない・・・。皆さんも経験があると思います。

スタッフが少ない中で働くと知った時は、「なんて日だ!」と外れくじを引いたような気分になるかもしれません。しかし、実際に勤務が終わってみると、「意外といけたな!」「やったらできるやん!」と思うことも少なくありません。

危機的な状況であっても、一致団結し、その状況を乗り越えられるのは看護師の強みだと私は感じています。

 ということで、皆さんは危機的な状況を乗り越えたスタッフ/同僚にどのように接していますか??そしてどのように接してほしいですか?

 ①病気になるのも仕方ないし、お互い様。特に何もしない

 ②「人数少なくてもいけるやん。これから人数減らしてもいいかな」と冗談っぽく言う

③「大変だったみたいだね。お疲れ様。」と労いの言葉をかける

 当然のことですが、これら3つは、その時の状況や接する人、またその場に居合わせる人同士の関係性など様々なことに影響を受けるため、どれが正解というのはありません。

 今回は“組織へのコミットメント”という視点で少し考えてみたいと思います。

Allen & Meyer(1990)は、“組織コミットメント”を「従業員と組織の関係を特徴づけ、組織の一員で居続けようという意思決定を内包する心理的状態」としています。個人の“組織コミットメント“が強くなれば組織の生産性はあがり、生産性の向上は”組織コミットメント“が強くなるという相乗効果もあるようです。

Allen & Meyerは、心理的状態には3つの要素があると述べています。

 ①情緒的(affective):組織への感情的な一体感や愛着のこと 

 ②存続的(continuance):組織から離れることも可能だが離れることで被る費用を考えるとむしろ組織にとどまっておいたほうがよいという考え

 ③規範的(normative):自分はここにとどまるべきだという義務感や責任感から組織に残ること

皆さんの組織の方々はどんな心理的状態で組織にコミットメントされているのでしょうか。私の理想を勝手に並べると、①情緒的>③規範的>②存続的の順になるかな~と思っています。しかし、一方で①情緒的要素は何気ない一言や態度にも影響を受けるため、日ごろからスタッフ一人ひとりと真摯に向き合い、関わる必要があると感じています。

私たち看護師が得意とする“他者への配慮”“思いやり”が、患者・家族だけでなく、同僚や後輩、上司にもできれば組織の中に“絆”が生まれ、何かが変わるかもしれませんね。(自戒の念を込めて)

画像引用元:https://www.lifehacker.jp/2014/08/140805_self_compassion.html

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