【コラム128:「原点回帰」は発展の証?】

「物事の変化や発展、進歩や進化は、あたかも螺旋階段を登るように起こる」

これは、ドイツの哲学者、ヘーゲルが行き着いた「螺旋的発展の法則」を一文で説明したものです。

螺旋階段は、それを真上から見ると、あたかも円を1周しているように見えます。ところが、それを横から見ると、円を1周するあいだに、1階分登ります。

物事の成長や発展は、この螺旋階段のようだというのが、ヘーゲルが語った法則です。

例えば、遠隔地にいる人とのコミュニケーションのツール。

昔の主な意思伝達機能は手紙でした。そこから人間(ベルさん)が電波を発明して電話へと発達しました。そして近年では意思伝達機能としてのツールが電子メールやSNSに移行しました。順を追っていくと、

文字(手紙)→ 音声(電話)→ 文字(メール・SNS)

となります。

意思伝達の原点(文字で伝える)に戻りながら、以前よりも圧倒的に多くの人に意思伝達(情報発信)ができるようになっている。これが、螺旋的発展というわけです。

医療・介護の世界は日進月歩。特に、「エビデンス・ベースド・〇〇」なんて言葉が、市民権を得てからは新しいことに飛びつくことが目立っているように思います(カタカナの理論にすぐ飛びついちゃう…?笑)。

自分にせよ、組織にせよ、

成長や発展を目指すとき、真新しいことや発展的な目標に飛びつくことも大切だとは思いますが、原点回帰する勇気をもつことも、ときには有効なのかもしれませんね。

引用元:

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