コラム135:AI×看護×栄養

ICT(Information and Communication Technology)の波についていけてますか?
個人的にはパソコンやスマホの使い方でも試行錯誤し格闘する毎日です。

診療報酬改定でも「 業務の効率化に資する ICT の利活用の推進 」という項目にそって様々な改定案が出されています。
情報通信機器を用いたカンファレンスや外来指導等の推進や遠隔診療などIoT(Internet of Things)によりインターネットを使い遠距離でも繋がるシステムも実際に活用されています。

AI(Artificial Intelligence)にとって変わる職業が多く指摘されていますが看護師は幸いなことにその中には入っていません。ただし、人工知能によるデータ解析からの判断は可能になるため、看護師の仕事量は軽減し、看護師の需要は低下する時代が来るのかもしれません。そのためより専門的な知識・技術をもつことが求められるかもしれません。

看護師が行う栄養管理も例外ではありません。低栄養の診断などはすぐにできるのかもしれません。実際に誤嚥性肺炎のリスク抽出がされるものもあるようです。
食べ残しから栄養摂取量が計算されるアプリの開発もされているようです、そのデータから不足する栄養素を補填することも可能です。患者に合わせた栄養投与メニューを作成し、処方されることも容易にできるようになるのかもしれません。
栄養評価や診断はAIに任せることができると思いますが、看護師の本領発揮はそこからが大事です。生活歴や嗜好の聴取、思い出の一皿やそれを話している時の表情などをもとに、その患者の嚥下状態をアセスメントし食べられるものを探します。
食べ残しに関しても、なぜ食べられないのかを考え嚥下に問題があるのか体調に問題があるのかなどを検討します。また全量摂取しているように見えて実は食事中の様子から、エプロンのうえにこぼしている「食べこぼし」や、患者家族が食べているだけだったなどの実際には食べていなかったということを見つけて食器に工夫をし、家族にも協力を得たりするなど実際に患者と話し、看ることでわかることもありますよね。

「看護師の強みは患者の一番身近にいる存在で24時間の生活を看ている」と思っていますが、これからはAIやIoTで代用されてしまうかもしれません。専門知識や技術を手にすることも必要かもしれませんが、看護師の強みを最大限に活かせるコミュニケーション能力や患者毎に最適な方法を考えた実践能力を伸ばしていくことが必要ですね。 そして、これからはAIを駆使できる看護師も必要ですね。



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