各学会が3月に主催する予定だった学術集会が中止を発表。。。
状況が状況なだけに、仕方がないのかもしれませんが、残念ですね。

さて、本日はこのような学術集会で発表するまでに行うであろう、データ収集について記載してみます。

さ、研究計画書も倫理審査を通過したし、データ収集しよう!

と、いざ取り掛かってみると、大変な思いをした思い出ないでしょうか?
おそらく、そのような思い出を持っている方は、以下の手順を思い浮かべているのではないでしょうか?

①エクセルなどにデータ入力項目を作成(データシートの作成)
②1人ずつ患者のカルテを開き、検査データ・観察項目などを開く
③入力されているデータを見て、エクセルなどで作成されたデータシートに、データ入力

さて、この方法でデータ収集をするのに、1人の患者データを入力するまで、何分、何クリックするでしょうか?

非常に、時間も、労力もかかりますよね。
それに、このデータはそもそも、一度入力されているデータですし、二度手間となってしまいます。
さらに、入力ミスなどの可能性も出てきますし、せっかくの研究計画が台無しになりかねません。

そこで、私たちを助けてくれる医療者が、医療情報部の人たちです。
場合によっては医事課などの場合もありますが。。。

このような部署の方々は、主に電子カルテに関与している部署となります。
このような部署に電子カルテに記載されているデータを抽出できないか問い合わせをしてみると、協力してくれることがあるんです(筆者の施設では非常に協力的です)。

もし協力を得ることができれば、データ抽出を依頼し、抽出されたデータをエクセルでソート機能などを使いながら、データ整理することで、データ収集はかなり楽になると思います。

ちなみに、データ抽出を依頼する際、以下のような注意点やコツがあります。

  1. データ抽出をして良いのか上司などに確認すること
    施設によってはデータ抽出には権限などがあるので、確認が必要です。
  2. データ抽出する際には、定義を明確にすること。
    医療情報部などデータ抽出する部署の方は、どの時点のデータが必要なのか?を気にされます。
    というのも、医療データは非常に複雑です。
    例えば、ICU入室時の採血データを抽出依頼した場合、何度もICUに入室している患者さんだと、入室した回数分抽出されることがあります。
    なので、最初にICUに入室した時点の採血データなどと定義する必要がありますし、なんと言っても、医療情報部の方々と綿密に打ち合わせをしておくことをお勧めします。
  3. なるべくテンプレート化されたデータから、データ抽出を依頼する
    診療記録や看護記録では、記載内容の自由度が高いため、同じ意味であっても言葉がバラバラです。
    テンプレートなどのデータや選択項目などのデータは、決まった言葉を使用するため、データ抽出・データ整理が楽になります。

このようなコツを使いながら、医療情報部などの電子カルテに関与している部署と連携してみると、データ収集は非常に楽になるので、皆さんも是非、自施設で可能なのか、確認してみることをオススメします!

ちなみに、このような学会もあるみたいですよー
https://www.jami.jp



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