コラム145:超音波診断装置を使っていますか?

超音波診断装置(以下、エコー)を実際に使用している看護師はどの程度いるのでしょうか?
最近では携帯型のエコーがあるため、手軽に使用できる環境になっているのではないでしょうか。

エコーを使用するメリットは、場所を選ばずリアルタイム、放射線による被曝がなく低侵襲、手軽に身体機能の情報収集ができることかと思います。その情報を持って看護ケアに応用していくことでより質の高い看護が提供できるのではないでしょうか?

しかし、筆者の施設では看護師がエコーを使用している場面には遭遇したことがありません。自分自身もですが、「あったらいいよね~」と思う反面、使用するためには方法や画像を読むスキルが必要でありハードルが高いと感じてしまっています。またそもそも使用できる機器がないというハード面も整ってはいません。購入を検討しても、価格に見合った効果が出せるのか?どの程度患者への効果が期待できるのか?などがわからず購入申請もできないまま、自分のフィジカルアセスメント能力にたよっているのが現状です。

看護師が使用するエコーの活用には、血管の走行、穿刺の補助、アセスメント(創部、浮腫、残尿量、便秘)などがあります。
栄養関連では、主に嚥下評価や筋肉量の評価に使用することがあるのではないでしょうか?嚥下評価では咽頭内残留を確認することもできて、誤嚥のリスクをいちはやく発見することもでき、安全に食事介助が可能となります。
また通信機器があれば、オンライン診療での超音波診断も可能な時代です。
超音波検査はひとつの手段としては有効ではありますが、何事も使用し活用できるようになるには技術の習得が必要となります。
また、看護師がエコーを使用する姿をこれからも普及するためには、使用実績や患者へのアウトカムが多く検証されることが必要なのかもしれません。

日に日に素晴らしい医療機器や測定できるデバイスなどが開発され精度も高くなっています。そこから得られる情報の多さに惑わされることがないように、自分から必要な情報を取りに行き上手に情報を扱える看護師でありたいですね。



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