【コラム151:最近の再生医療ってどんな感じ?

新型コロナの件で色々大変な毎日ではありますが、すっかり春らしい気候になりつつありますね★

 私が、神戸の某総合病院で勤務していた頃は、急性期脳梗塞患者に脂肪細胞から培養した血液幹細胞を静脈投与する治験が開始され、新しい時代の幕開けを感じていました。

たとえば、パーキンソン病の治療は内科的治療がメインで、多い時には3時間毎の抗パーキンソン薬の内服をしている患者さんもいました。深部脳刺激療法(Deep Brain StimulationDBS)という治療法もありますが、特別効果が高いという印象はなく…。つまりは不治の病だったということです。そのような疾患にも、再生医療には根治につながる可能性があり、患者さんにとっても、医療者にとっても大きな希望となっていると思います。

 再生医療は、あらゆる分野において進歩・進化しており、脳神経の疾患に対しても治験が計画されていています。今後、脳神経疾患の領域でも大きな転換期が訪れるかもしれません。そうなると、そう遠くない未来では現在主流となっている治療計画やリハビリの考え方も根本から変わっていくかもしれないですし、再生医療に関する情報収集って大切ですよね。ただ、治験等の先端医療を実施している施設に所属していないと、情報にアクセスしにくいのも事実です。日本再生医療学会に参加していれば、最新で信頼度の高い情報が得られるのでしょうが、ハードルが高いですよね…。そんな、「知りたいけど、お手軽に手に入らないかな…」という再生医療の情報が手に入るサイトをご紹介します。

【NPO法人再生医療推進センター】

http://www.rm-promot.com/topics/grid-topics74.html?fbclid=IwAR0wMR3jmrkYEaeSvkW0IXdT__PPz1LBYMwef4vglhyPSVrpKWVao0q6Bi8

ネット上の情報は信頼度に疑問符が付くと感じる部分も多いなか、このサイトは日本再生医療学会関連のNPO団体が運営されていて信頼できる情報源です。サイト内には他のトピックスやコラムもあるので、再生医療にご関心をお持ちの方の参考になることがあれば幸いです。

このサイトは当然、患者さんもアクセスできるものです。患者さんサイドで取得可能な情報が増えてきていることは、臨床で働いている中で痛感しています。施設によって、実施可能な治療には大きな差がある中で、患者さんの権利意識の高まりも相まって、本当の意味でインフォームドチョイスが求められる、難しい時代になっていきそうですね…。説明責任・セカンドオピニオン等の問題も今後ピックアップされていきそうだなと感じています。

 これからも再生医療の研究は進み、治療は大きく変わっていくことが予想されますが、これほど高度で先進的な治療の為に投資をしている現状で、医療費の削減なんてできるのでしょうかと思いました…。まぁ、そもそも削減する必要があるのかって話ですが…。

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