さて、本日はもう一本文献の紹介です。

COVID-19が第二波を迎えつつありますね(もう迎えていると言っても良いのかもしれませんが、、、)。そんなCOVID-19のせん妄と脳機能障害についてのコホート研究が先日発表されたので、シェアしたいと思います。

対象者はCOVID-19でARDSとなったICU患者140名となっています(ICU滞在中に筋弛緩薬を投与されたまま死亡に至った患者は除外)。
そして、ICU入室中に起こったせん妄と神経学的異常の有無が評価されました。

その結果、せん妄もしくは神経学的異常が”あり”と評価された患者は84.3%であったと報告されました。しかも、多くの患者で鎮静剤や筋弛緩薬が投与されていたにもかかわらず、69.3%の患者が不穏状態であったようです。

また、対象となった140名のうち、28例で実施された脳MRIでは、60.7%でくも膜下腔の増大や、65.4%で還流異常があったそうです。

このように記述されているといかにもCOVID-19のウィルスが原因のように思えますが、この研究者は、COVID-19により全身的な炎症反応によるものではないかと考察されています。その結果、せん妄や脳機能障害、血液髄膜関門(the blood meningeal barrier)の異常な透過性によるくも膜下腔の増大が起きたと考えられています。

COVID-19でARDSとなった重症患者の多くがなんらかの脳機能障害やせん妄が起こることが分かりますね。

論文はオープンアクセスとなっているので、目を通してみてはいかがでしょうか?

https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-020-03200-1

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