【コラム174:看護師の基礎的読解力は大丈夫?!】

昨日、小学生の息子が「RST」の勉強をしており、名前は知っているものの見たのが初めてだったので、一緒に考えましたが意外に難しい…

「RST」・・・

皆さん、「呼吸ケアサポートチーム」と思っているかもしれませんが、違いますよ!
呼吸チームのことではなく、「リーディングスキルテスト」のことです。

リーディングスキルテストとは、国立情報学研究所を中心とした研究チーム(代表:新井紀子先生)が、「日本語のルールに従って教科書の文章を読むことができない生徒がいるのではないか」という仮説のもと、大学入試を突破する人工知能(Al)研究を通して開発された基礎的な「読解力」を測定するためのテストのことです。

新井紀子先生の著書『AIに負けない子どもを育てる』東洋経済新報社)の中の第3章では、体験することができるのですが、以下の6分野で設計されているようです。

  • 係り受け解析(文の基本構造である主語・述語・目的語などを把握する力)
  • 照応解決(指示代名詞が指すものや,省略された主語や目的語を把握する力)
  • 同義文判定(2文の意味が同一であるかどうかを正しく判定する力)
  • 推論(小学6年生までに学校で習う基本的知識と日常生活から得られる常識を動員して文の意味を理解する力)
  • イメージ同定(文章を図やグラフと比べて,内容が一致しているかどうかを認識する能力)
  • 具体例同定(言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力)

実践現場においては医師や上司からの指示や資料を理解する必要があります。この6分野は、自己研鑽として教科書を読み解くに必要なだけでなく、臨床の看護師にも必要な能力と言えますね。

また、RSTは偏差値との相関もあると言われており、もしかすると文章が読めない看護師も結構いるのかもしれませんし、筆者も自信がありません(息子と一緒に勉強します)
看護実践の学習だけでなく、読解力を高めることも必要なのかもしれませんね。

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