臨床疫学
たまに見かける前後比較研究の注意点
たまに「何かの介入を行って、介入前と介入後を比較すると統計学的有意に改善していた」というような研究を目にすることがありますね。 このような研究では、有意差があったとしても注意すべき点がいくつかあります。 そもそも前後比較 …
【コラム166:研究計画書作成時の参考に】
2020年6月17日 臨床疫学
先日は、観察研究にまつわる法律や指針について説明しました。 では実際に、倫理審査委員会へ研究計画書(研究実施計画書)には何を記載すればいいのでしょうか?基本的には、施設ごとに記載内容が決められていると思いますので、まずは …
【コラム165:臨床研究にまつわる法律や指針のお話-観察研究編- 】
2020年6月8日 臨床疫学
みなさんは、観察研究を始めるときにどのような法律や指針が関連するのか知っていますか?この記事では、関連する法律について少しまとめていきたいと思います。 主に臨床で行われている研究に関連する法律や指針として、 ① 医薬品医 …
ランダム化の方法とその落とし穴①
RCT研究と聞けば、”エビデンスレベルが高く、様々な交絡やバイアスを排除することができる。”と、よく聞きますね。こうきくと、RCT研究は最強と思ってしまいます。 ではみなさん、この”ランダム”という方法、どのように行われ …
偶然誤差ってなんだ?
<偶然誤差ってなんだ?> みなさん、新年はどのようにお過ごしでしょうか? さて前回の医療統計のコラムでは、系統誤差について説明しました。系統誤差とは、測定などで得た結果が、ある一定方向に偏ることを指し、バイアスや交絡がこ …
バイアス・交絡、わかりません!・・・という方に。
【バイアス・交絡、わかりません!・・・という方に。-用語の説明から解決法まで-】 研究論文を読んでいたり、話をしたりしていると、バイアス・交絡という言葉が、よく出てきます。(たまに混同して使用している方もいますが、、、) …