クリティカル領域に従事する看護師は、専門的知識や技術を単に適用する専門家ではなく、複雑な状況の中で直面する問題と向き合いつつ、その解決に向けた適切な判断と実践を展開できる実践的スキルを有する専門家であることが求められています。このような実践的スキルを習得していくにあたり、個人の努力だけでは膨大な時間がかったり、限界もあります。そこで、仲間との交流を通じ学ぶことで、個人だけでの学習と比較すると飛躍的に学習効果は高まります。そもそも学習とは、知能や技能を個人が習得することではなく、実践共同体への参加を通して得られる役割の変化や過程そのものとも言われています。
KCCCはクリティカルケア領域を中心とした医療に関する関心や問題、熱意を共有し、様々なスキルを、相互交流を通じて深めていく実践コミュニティ(コミュニティ・オブ・プラクティス)。関西のクリティカルケア領域に従事する医療者を中心に立ち上げた組織です。
KCCCでは様々なセミナーの企画も行っていますが、KCCCセミナーのコンセプトは、「これまでのKKDから新たなKKDを!」です。
我々KCCCが企画するセミナーは、これまでの感覚(K)や勘(K)、度胸(D)で開催するのではなく、参加者の感性(K)に働きかけ、学び合う仲間の絆(K)を生み、一皮むける学習体験をデザイン(D)をしています!