*セミナー報告*
先日1月30日31日にNipro医療研修施設iMEPでの、集中ケアシミュレーションセミナー「看護の思考を言語化し、考える力を鍛えよう」コースが開催されました。今回は両日ともに、定員に達した後もお問い合わせを多数いただき、急遽定員枠を増加しての開催となりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
このセミナーの学習目標は、
- 模擬臨床における自己の行為や他者のケアを振り返り、自己の課題を見出すことができる
- エキスパートナースや学習者同士の対話を通し、臨床に活かせる知見を獲得することができる
です。こう書くと難しそうだなと思われる方もおられるかもしれませんが、KCCCが企画するセミナーのモットーは「楽しく現場に活かせる学びを得る」です。これまでに開催してきたセミナーでは、経験年数1年~10数年と幅広い方々にご参加いただいていますが、毎回皆さん笑顔で活発なディスカッションを交わしてくださっています。
iMEPでの次回開催は7月2日となる予定です。募集が始まったら、またお知らせしますので楽しみにしていてください♪
本セミナーの参考として、受講していただいた方々の感想の一部、受講風景を掲載いたします、
受講者の感想(一部)
- 普段から、何故自分がこの患者にこの看護行為をするのかもやもやしていた。ルーチンや、流れ、急変時でも、勢いで実践するのではなく、常に患者にとっての最善を尽くせるように、自分の思考を論理的に言語化し、根拠を持って実践することの大切さを改めて感じました。
- 実際に臨床でもよく起こる場面のシミュレーションだったので、今後に活かせる内容ばかりだった。また、色んな方の意見が聞け、自分に無かった・足りなかった視点が具体化された。
- 今、目の前の患者さんに何が起こっているのか、考え行動する事の大切さや、意見を持ち合うことで、固執せず、正しい事は何なのか考えらることを、学びました。
- 普段、自信なく働いていて、何がいいのか、もやもやしていましたが、自分でも理解できていることがあるんだと自信になりました。また、わからないことも具体的になって、これからの目標もできました。
- 緊張しましたが、思っていたよりも和気藹々と流れていったのでよかった。そのおかげで自分の意見も言いやすかった。
- ファシリテータの方がうまく「看護」を引き出してくれて新たな視点で自身やメンバーの看護について気づくことができて良かったです。とてもディスカッションもしやすい雰囲気でした。
受講風景