【コラム25:メタはタメになる!】
今日は“メタ”について。メタといったも悪性腫瘍のメタ(Metastasis)ではなく、「メタ認知」に関してです。メタ認知の”メタ”は「高次な-」、「超-」、”認知”とは、外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のことです(Wikipediaより)。簡単にいうと「メタ認知」とは、自分の知的な活動を俯瞰的・客観的に捉えることです。「メタ認知」をもう少し詳しくみると、学び方についての知識(メタ認知的知識)とこの学び方についての知識が実際に使えているかをモニタリングし、コントロールする活動(メタ認知的活動)があります。看護師も当然、学ぶ力そして自分の感情・思考・行為をモニタリング・コントロールするといったメタ認知的スキルを身に付ける必要があります。
では、メタ認知的スキルはどうやったら身につくのでしょうか。もちろん絶対的な答えはありませんが、
- メタ認知的スキルの重要性を理解すること
- 自分の感情・思考・行為に自覚的になること
- 批判的思考をもつこと
- 他者の意見に耳を傾けること
- これまでの価値観や考え方に固執せず学びほぐされること
などといったことが重要になると思います。皆さんは普段からこのようなことできてますでしょうか?
メタ認知的スキルは看護師とっても重要なスキルです。メタ認知的スキルを身に付けて、新たな自分にメタモルフォーゼ(metamorphose)しませんか!…といったところで今回はおしまいにします。
PS KCCCの企画しているセミナーはメタ認知の促進を目的にしています。メタ認知的スキルを身につけたい方は、一度参加してみてはどうでしょうか。